6/28(Sat)

2:00p.m シドニー空港へ再び着陸
ここで一旦、ZoogとDestroyXはそれぞれの自宅へ、BAAL&ブライニーは、Zoogの友達のBradのお家で、休憩させて頂く事に。Bradは、ロードオブザリングのSpecial-effects等を手掛けてます。成る程〜お部屋も凄い素敵だったもの。
奥様もとても素敵な方で、新婚さん一ヶ月!おまけにデカイ猫ちゃん3匹付き!
庭にはもちろんオーストラリアと言えばのBBQセットが!これにはリーダー大喜び!
明日、朝、晩とBBQしてくれるそうです。わーい!!

一時間半くらい体を休ませてもらった後、TAXIを呼びAngelSpitを拾って今夜のHall、
“The Gaellc club”へ!
このClubは広い!一番広いです! HELMETやRAGE AGAINST THE MACHINE等も出演しています。
1000人クラス位かな?PAさんも照明さんも、ステージPAさんも素晴らしいです

入り口からステージ迄続くバーカウンター、ロフトで2階の天井迄吹き抜けになっている広々とした空間、大きな螺旋階段を上ると2階の関係者フロアーには、ソファがいっぱいあって、ビデオの撮影には格好の場所!
AngelSpitの”Krankhaus”のジャケットを撮影したヘレンもいて、たくさん撮って頂きました。出来上がりが楽しみです。

マーチャンダイズの準備をお手伝いし、横の壁にBAALのフラッグを貼り、このツアー最後のリハへ向かいます!

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高さ140センチ位はあったステージへ上がると、既に緊迫した空気が流れていました。
ゆっくり空気を吸い込み、ステージからまだ照明の明るい会場を眺め、サウンドチェックの準備をしているリーダー、ニッシーを見るとプロとして、このステージに立つ気持ちが伝わって来ました。もちろん、Zoogはしっかり見守ってくれてます。

日本では芸術や芸術家に対して偏見や、見方が少し誤解があるような気がして、生活しにくい状況を感じる中、生きて来て時々、音楽をやっている事自体を理解する事や受け入れる事を酷く嫌う人達に出会う事があります。
全然気にしないけど、匂いをあまり嗅ぎたくない。

けれど音楽をやるこの場所では、自分達のやって来た事を伸び伸び堂々と、仕事として出来る。変な匂いも感じないし、自分自身が自由にいられる。
結局、自分の居場所や、やれる事を見つける旅なのかな人生って。

受け入れ、受け入れてくれる人達に出会えるって凄く人生にとってかけがえないもの。
世界はまだまだ広いし知らない事もたくさんあるけど、自分達の足で少しずつしっかりと大地を踏みしめて、たくさんの人達との出会いから、今一度助けられている事に気付き、感謝を込めてステージから皆を眺めてました。

リハも無事終わり、PAさんにご挨拶してフロアーへ降りて行くと又、Zoog 達が美味しいご飯を買っていてくれました(泣)
オーストラリアではタイフードがかなりポピュラーらしくて、テイクアウトのお店がたくさんあり、美味しいカレーを頂きました!クリーミーなチキンカレーと、お肉がいっぱい入ったカレーを皆でシェア!お腹いっぱい食べたいけど我慢です〜歌えなくなるからね!

今夜のSPLATTER BALLは、AngelSpit&BAALの2バンドとDJ(もちろんNEO TOKYOも)と、フロアーで行われるパフォーマンス(SMチックな縛りプレイ?)!
AngelSpitもリハを終えて、お互いメイクや準備の為、2階にある楽屋へ!

 

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まるで洋館で行われる舞踊会の様な螺旋階段を登り、広い2階のフロアースペースの奥に楽屋があります。
用意を終えた後、ヘレンにメンバー各々写真を撮ってもらい、Zoogにムービーを回してもらいました。
私は、THE TENTH STAGEのロビーに頂いたゴーグルを着けてNew Imageです!
大事にし過ぎてステージでゴーグル外す時、丁寧に置いたもんだから、リーダーが何してんだって怒ってたなぁ(笑)

 

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そしてここも、もちろん禁煙なので、警備員の間を抜けてホールの外へタバコを酸いに行くと、外にはイベントを楽しみに待つたくさんのお客さんがいました!
その群衆の中に、以前からメールをくれていたBAALのファンのAlexもいて、凄い嬉しかった!Meet upの時、日本語で書かれたファンレターやお菓子をいっぱいくれました。長い間、楽しみに待っていてくれた人達の顔を見れると、何とも言えません。
本当にありがとう!!
会場には、メルボルンからこのイベントへ参加する為のバスツアーもあり、その中にメルボルンでBAALを車に乗せてくれたキースの姿も!何と10時間かけて来たそうです。
むむむ頑張らなければ!

ホールの外で、皆とお喋りしたり、CDを買ってくれた子にサインやメッセージを書いたりして……時間もそろそろです!!

ちょっぴり切ない気持ちを、心の底に押し込んで楽屋で待機をして….
11:30p.m このツアー最後のステージへ向かいます!

リーダーとニッシーはサウンドチェックの為、先にステージへ。
一人舞台袖の楽屋で待つ間、SEと共に聞こえて来る歓声。
子供の頃から大好きなROCK、そう、きっと皆も同じ!
伝わるといいな、と言うよりも楽しんでくれたらいいな!
この日は最後だから少し仕込んだ衣装で登場です!!

プレイが始まり、2階からビデオ撮影してくれてたZoogに拳を上げ、会場も熱気で包まれてもみくちゃにいい感じです!!
最前列はダイブもあり、よじ上ってくるたちの悪い酔いどれをリーダーがステージから突き飛ばすと、会場からは「よくやった! 最高!!」の声が!ちなみにこの酔いどれは、リーダーに突き飛ばされた後、顔面から真っ逆さまにフロアーに落ちてました。

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New albumからのSURVIVEで演奏が終わり、45分の怒濤のステージを終え、
ステージ脇の楽屋で出番を待っていたZoogとDestroyXの顔を見ると、やっぱり切なくなり言葉を交わした後、少し楽屋に引っ込んでしまいました。

DJタイムの後はいよいよ、本場地元のAngelSpitのライブです!
気を取り直して、彼らの撮影をする為に2階のフロアーへ。
うーんさすが人気者です!イントロで皆の歓声が聞こえて来ます!ZoogもDestroyXも、疲れてる体とは思えない程の力強いステージで、お客さんもガンガン踊ってました!

 

 

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シドニーは一番、色んなタイプのお客さんが集まってました。
ゴスやサイバーだけではなく、普通の格好をしたお客さんも多くて場所的に、皆が入りやすい場所にホールもあったからかな、と思いました。

途中でメンバーとビールで乾杯をして、彼らのステージを見終わった後、会場を見回すとリーダーの投げたピックをキースが必死に探してました。可愛い!!
バスツアーの皆は、この日の朝7時に、又バスでメルボルンへ帰るそうです。

3:30a.m 私達も後片付けをし、会場を後にしなくてはなりません。
この日は、AngelSpitの二人は、それぞれのお家へ、スタッフのブライニーも朝から仕事の為、皆、別々の家路へ。
私達は再びBladのお家にお世話になる為、TAXIを捕まえて住所を書いてもらった紙をドライバーに渡し、皆に別れを告げて会場を出ました。
Bladのお家へ着くと、ライブを見に来てくれていたBlad夫婦が待っていてくれた!
「You’re my family, relax, and use anything like your house.」Thank you so much!

ライブ前に食べたっきりだった私達は、お腹がすいてしまって、ユウタロウシェフはサンドイッチを作ってメンバーにあげました。
何せ、本当に夜はどこもお店が開いてないのです。日本は何でもあるな、とふと思いましたが、何でもある分幸せは散り過ぎる、とも思う夜でした。
私は余り物欲がないので、何もない所で何か探したり、探検出来るのが好きですけどね。

サンドイッチを食べた後は、又、お風呂も入らず泥の様に3人共倒れました。
明日、Blad達がBBQしてくれる夢を見つつ。。。

ラスト2日は観光と最後のMeet up です!


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